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[スポーツ文化-B-01]シーズンオフ期の高校野球指導者のリーダーシップ(心)縦断的観点でとらえた指導者リーダーシップの変容
*Toshiharu Shibayama1, Nobuyuki Kida1 (1. kyoto institute of technology)
本研究の調査対象となったチームの指導者のリーダーシップ評価は,競技レベルの高い大学スポーツ・チームの評価値と同等の高さであり,競技レベルの高さに見合ったリーダーシップ評価であったと考えられる.指導者リーダーシップおよび選手自己概念の1回目から2回目での得点の低下は,ポストシーズン期において野球の冬場の練習の特徴である選手個々に体力の限界に挑戦させる強制的な指導や技術習得・改善を促すような統制的な指導が行われたことが,指導者リーダーシップの得点の低下のつながったと推察される. ポストシーズンの時期に扱われるリーダーシップ評価においては,選手による評価リーダーシップ得点が指導者のリーダーシップの評価としてより適切にとらえていると考えられる.指導者自身がリーダーシップを過大評価しているという点で,指導者が選手の必要とするリーダーシップ行動がとれていない可能性や指導者自身の過信であったり,指導者からの一方向のみのリーダーシップであったりすることが推察できる.
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