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[生涯スポーツ-B-08]地域スポーツ組織の持続可能なマネジメント(経)総合型地域スポーツクラブにおける事業承継と世代交代
*Takayuki Nishimura1,2, Seiichi Sakuno2 (1. Kanazawa Seiryo Univ., 2. Waseda Univ.)
生涯スポーツ社会の実現を目指して,2000年に文部科学省が示した「スポーツ振興基本計画」を契機に総合型地域スポーツクラブの育成開始から20年以上が経過した現在,持続可能なクラブのマネジメントに向けた事業承継,なかでも,クラブ運営を担う人材の世代交代・後継者確保が喫緊の課題となっている(スポーツ庁,2024).持続可能な総合型地域スポーツクラブの推進に向けて,継承性に関する人材確保の指針が示されている(公益財団法人日本スポーツ協会,2015)ものの,実務レベルとの間には乖離がある.また,地域スポーツ分野のみならず,非営利組織(NPO)分野でも,事業承継と後継者育成の検討は実務界,学術界において不十分であり,海外文献も含めて,部分的な検討か,素朴な実態調査にとどまっているという指摘がある(横山ほか,2022).
本研究は,スポーツを通じたまちづくりや課題解決に寄与する地域スポーツ組織である総合型地域スポーツクラブの持続可能なマネジメントにむけた事業承継と世代交代について,そのプロセスの構造を明らかにし,今後の人材育成に向けた示唆を得ることを目的とする.3つの総合型地域スポーツクラブを対象事例とし,クラブ創設からマネジメントの中核を担ってきた創設経営人材と,クラブ創設以降にマネジメントに参画した次世代経営人材のそれぞれに対して半構造化インタビューを実施した.インタビュー調査に加えて,各クラブに関する各種資料等のデータ収集・分析を通じて,総合型クラブにおける事業承継や世代交代のプロセスの内実を明らかにすることを試みている.
本研究は,スポーツを通じたまちづくりや課題解決に寄与する地域スポーツ組織である総合型地域スポーツクラブの持続可能なマネジメントにむけた事業承継と世代交代について,そのプロセスの構造を明らかにし,今後の人材育成に向けた示唆を得ることを目的とする.3つの総合型地域スポーツクラブを対象事例とし,クラブ創設からマネジメントの中核を担ってきた創設経営人材と,クラブ創設以降にマネジメントに参画した次世代経営人材のそれぞれに対して半構造化インタビューを実施した.インタビュー調査に加えて,各クラブに関する各種資料等のデータ収集・分析を通じて,総合型クラブにおける事業承継や世代交代のプロセスの内実を明らかにすることを試みている.
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