Presentation Information
[学校保健体育-A-08]創作ダンスと現代的なリズムのダンスの創作型学習単元の成果(教)中高保健体育科教員養成課程の大学生を対象とした授業実践から
*Kyoko NAKAMURA1 (1. Juntendo University)
【目的】
本研究は中高保健体育科教員養成課程のダンス授業における創作ダンスと現代的なリズムのダンス(以下、現代リズム)単元の実践から、創作型ダンスの指導力養成に向けた授業の成果検討を目的とする。
【方法】
Aスポーツ系大学1年生の教職必修科目「ダンス」半期14回の授業において、創作ダンス単元6時間と現代リズム単元5時間をクラスにより前後の種目を入れ替えて実施した。履修前に中学高校のダンス経験、各種目の単元終了後に学習評価(5件法)と感想(自由記述)、各調査回ともにダンスに対する意識(5件法)および教員として採択したいダンス種目(複数回答)とその理由(自由記述)を調査した。分析対象者は8クラスの履修者のうち有効回答435名(男子282名,女子153名)であった。
【結果および考察】
1.中学高校のダンス経験は男子56%、女子84%、全体で66%、その内容は創作ダンス73%、現代リズム48%であった。
2.履修前は現代リズムは定型の動きの習得学習で難しいと思っている学生が多かったが、履修後は自由で簡単な創作学習と理解し、「踊る」「創る」「楽しさ」の学習評価が高い傾向にあった。
3.ダンスに対する意識「楽しい」「踊れる」「重要な運動領域だ」「指導の要点が分かる」「指導できる」の得点は履修が進むにつれて向上した。
4.履修前後の種目採択希望率は、創作ダンスは50%から57%に増加、現代リズムは50%から46%に低下した。主な採択理由は、創作ダンスは「自分なりの表現で自由に創作できる」「創造力や表現力、思考力が高まる」「主体的で協働的な創作学習の楽しさ、達成感」、現代リズムは「流行りの曲は生徒の興味関心が高い」「簡単な動きの組み合わせで創作できる」「リズムに乗って踊ると楽しい」などであった。学習評価は現代リズムの方が高かったが、学習内容として創作ダンスの価値を理解し、指導意欲が高まったと推察される。
本研究は中高保健体育科教員養成課程のダンス授業における創作ダンスと現代的なリズムのダンス(以下、現代リズム)単元の実践から、創作型ダンスの指導力養成に向けた授業の成果検討を目的とする。
【方法】
Aスポーツ系大学1年生の教職必修科目「ダンス」半期14回の授業において、創作ダンス単元6時間と現代リズム単元5時間をクラスにより前後の種目を入れ替えて実施した。履修前に中学高校のダンス経験、各種目の単元終了後に学習評価(5件法)と感想(自由記述)、各調査回ともにダンスに対する意識(5件法)および教員として採択したいダンス種目(複数回答)とその理由(自由記述)を調査した。分析対象者は8クラスの履修者のうち有効回答435名(男子282名,女子153名)であった。
【結果および考察】
1.中学高校のダンス経験は男子56%、女子84%、全体で66%、その内容は創作ダンス73%、現代リズム48%であった。
2.履修前は現代リズムは定型の動きの習得学習で難しいと思っている学生が多かったが、履修後は自由で簡単な創作学習と理解し、「踊る」「創る」「楽しさ」の学習評価が高い傾向にあった。
3.ダンスに対する意識「楽しい」「踊れる」「重要な運動領域だ」「指導の要点が分かる」「指導できる」の得点は履修が進むにつれて向上した。
4.履修前後の種目採択希望率は、創作ダンスは50%から57%に増加、現代リズムは50%から46%に低下した。主な採択理由は、創作ダンスは「自分なりの表現で自由に創作できる」「創造力や表現力、思考力が高まる」「主体的で協働的な創作学習の楽しさ、達成感」、現代リズムは「流行りの曲は生徒の興味関心が高い」「簡単な動きの組み合わせで創作できる」「リズムに乗って踊ると楽しい」などであった。学習評価は現代リズムの方が高かったが、学習内容として創作ダンスの価値を理解し、指導意欲が高まったと推察される。
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