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[競技スポーツ-SA-3]Physiological parameters and conditioning for athleteApplication to the training field

*Kaori Matsuo1 (1. Kawasaki University of Medical Welfare)
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<演者略歴>
大阪体育大学大学院身体運動学専修修了後、東北大学大学院医学系研究科にて学位取得(博士:医学)。東北大学大学院・助教、立命館大学スポーツ健康科学部・助教などを経て現職。
2013-2020年:日本陸上競技連盟科学委員。2013年-:JOC情報・医・科学サポート部門員。
アスリートは競技力の向上を目指し、試合で勝利を得るため、日々トレーニングに励んでいる。日常の体調管理が充分な選手でも、試合前など何らかのストレスが引き金となり、体調不良に繋がる場合がある。選手の緻密な体調管理は、起床時の心拍数や体温、尿中の指標等をはじめとする生理学的指標が活用され、基礎的研究から得られた情報に基づいて、指導者やスタッフとともに各選手のコンディションの把握を行うことが多い。
本シンポジウムでは、アスリートの生理学的指標と活用したコンディショニング対策を中心に、主に長距離・マラソン選手を対象とした合宿時の簡易的な測定データの活用事例、スポーツ現場での調査研究について紹介する。研究者側は、スポーツ現場での情報や疑問から、基礎研究ベースでの検証を行い得られた知見に基づいて現場の糧になるよう還元を目指すが、研究と現場との隔たりが生じる場合も否めない。
選手と指導者・スタッフの現場における対応実例について触れるとともに、生理学的指標を中心とした情報の利活用が「効果的であった点・改善が必要であった点」等について共有し、生理学の立場からスポーツ競技を豊かにする方法についてディスカッションしたい。

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