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[08測-口-01]一般男女大学生におけるフリーウエイト運動の1RM相対重量での最高反復回数の性差及び種目差ベンチプレス及びパラレルスクワットについて
*Takehiko Fujise1 (1. Niigata University of International and Information Studies)
本研究では、一般男女大学生を対象にバーベルを用いたベンチプレス(BP)及びパラレルスクワット(SQ)の1RMとその相対重量における最高反復回数(nRM)を測定し、nRMの性差及び種目差の有無について検討した。被験者は男子76名(20.0±0.9歳)と女子38名(19.2±1.3歳)であった。まず授業等で彼らに両種目の練習を2~3回行わせた。BPは20㎏のシャフト(女子は10㎏)を用いて、SQは自重で練習させて、正しいフォームを習得した者には軽重量のバーベルから徐々に重さを増やしていって1RMを求めた。1RM相対重量は90%、80%、70%及び60%の4条件とし、日を替えて順不同に3秒に1回のリズムでnRMの測定を行った。これらの測定はパワーリフティングの公認審判資格をもつ者が行った。男女のBPの1RMは62.7±18.3kgと32.3±7.0kgであり、SQの1RMは89.9±25.5kgと59.7±14.8kgであった。70%1RMでの男女のnRMは、BPが13.8±2.7回と16.6±2.9回(p<0.001)、SQが16.3±4.8回と20.0±6.0回(p<0.01)であり、同様に60%1RMでのBPが19.6±3.9回と22.7±4.1回(p<0.001)、SQが23.3±6.7回と29.3±7.1回(p<0.01)であり、性差及び種目差が認められた。しかし、両種目の90%及び80%1RMのnRMには有意差はなかった。一方、両種目の各条件における重量とnRMとの関連については、女子のSQの70%(r=0.427, p<0.01)と60%1RM(r=0.610, p<0.001)条件にのみ有意な相関が認められた。以上の結果から、一般男女大学生におけるバーベルを用いたBP及びSQの1RM相対重量での最高反復回数には、男女差及び種目差の存在が明らかとなった。
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