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[12人-口-01]台湾・高雄市武徳殿での剣道実践状況についての一考察創立100周年大会の事例を通じて
*tomoko miyake1 (1. TENRIuniv)
現在台湾には、日本植民地統治時代に日本の武道普及や精神文化を高める目的で建てられた武徳殿が数棟現存している。台湾の歴史を物語るような武徳殿を含めた建造物については、外観の修復・復元とともに、内側のリノベーションを施しながら新たな活用方法も見いだされている。現存する武徳殿は、外観こそかつての姿を復元しているが、建物内の空間は展示スペースとして活用されていることも多く、本来的な目的であった武道場としての活用例は少ない。そのような状況において、高雄市の武徳殿は、現在でもなお剣道場として使用している数少ない例といえる。高雄市武徳殿は2024年に建立100周年を迎え、重要な節目としてとらえられている。すでに2005年から「国際都市剣道文化交流大会」と言う名称で、国内外からの参加者が集う大会が開かれている。2024年の大会は「100周年大会」として、関係組織・連盟・協会・企業・大学から関係者400人余りの人々の参加のもと、2日に渡り行われた。
本研究では、武徳殿という空間で剣道を実践している人々の価値観について考察することを目的としている。本発表では。当該大会の状況報告とともに、主催者の取り組みとその背景を中心に取り上げる。
本研究では、武徳殿という空間で剣道を実践している人々の価値観について考察することを目的としている。本発表では。当該大会の状況報告とともに、主催者の取り組みとその背景を中心に取り上げる。
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