Presentation Information
[11教-口-18]逆上がりの習得に関する研究運動感覚能力へのアプローチを手がかりとして
*Mitsugi Adachi1, Yoshihito Sato2, Ryo Kato3 (1. Musashino Univ., 2. Tokyo Gakugei Univ., 3. The International University of Kagoshima)
鉄棒運動は、できる・できないがはっきりしているため、苦手意識をもった児童には敬遠されやすい運動であると言えよう。特に、逆上がりは鉄棒運動の代表的な技と捉えられており、「逆上がりができる」と「鉄棒ができる」を同義に捉えている児童や保護者が多いと思われる。また、逆上がりができない原因は人によって様々であるが、どの児童にも同じ練習をさせる画一的な学習になっているケースが多いのではないだろうか。本来、鉄棒運動は逆上がりができるようになることだけを目指すのではなく、その楽しみ方を教えていくことが大切である。その上で、できない原因に応じた適切な練習方法の提示が鉄棒運動の指導では求められる。
そこで本研究では、逆上がりの学習を行う児童に対し、運動感覚能力へのアプローチを行うことで、何が原因でできないのかを探り、より効果的な指導方法を児童に提供することを試みた。そのために、朝岡ら(2004)による運動感覚能力の発生を探る質問紙を援用して、逆上がりを行った時に発生する運動感覚能力を探る質問紙を作成し、その回答や動きの観察、インタビュー結果から発生している運動感覚能力を探り、それを元に適切な指導方法を見出すこととした。
実践では、鉄棒運動を学習する小学校5・6年生のうち、逆上がりができるようになりたい児童を対象にして、発生している運動感覚能力を探り、想定されるできない原因から、金子(1984)による予備わざ、三木(2015)による動感素材例を元に個別の練習方法を提案した。これにより、「蹴り上げること」「鉄棒に体を引きつけること」「逆さまになること」がわからない児童に対して、それに応じた運動感覚能力の発生を促すという点で、効果的な指導方法を提供することができた。
そこで本研究では、逆上がりの学習を行う児童に対し、運動感覚能力へのアプローチを行うことで、何が原因でできないのかを探り、より効果的な指導方法を児童に提供することを試みた。そのために、朝岡ら(2004)による運動感覚能力の発生を探る質問紙を援用して、逆上がりを行った時に発生する運動感覚能力を探る質問紙を作成し、その回答や動きの観察、インタビュー結果から発生している運動感覚能力を探り、それを元に適切な指導方法を見出すこととした。
実践では、鉄棒運動を学習する小学校5・6年生のうち、逆上がりができるようになりたい児童を対象にして、発生している運動感覚能力を探り、想定されるできない原因から、金子(1984)による予備わざ、三木(2015)による動感素材例を元に個別の練習方法を提案した。これにより、「蹴り上げること」「鉄棒に体を引きつけること」「逆さまになること」がわからない児童に対して、それに応じた運動感覚能力の発生を促すという点で、効果的な指導方法を提供することができた。
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