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[02社-口-13]保育施設における園庭改良と遊びの創出との関係

*Kazumi SHIMIZU1 (1. Keiai Junior College)
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令和5年12月に、子ども家庭庁より「幼児期までの子どもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100か月の育ちビジョン)」が示された。その中で示された柱の一つが、「『安心と挑戦の循環』を通してこどものウェルビーイングを高める」というものである。「アタッチメント(愛着)」の形成と豊かな「遊びと体験」を保障することで、「外の世界へ挑戦していく」が期待されている。また、ここでは、『「遊び」とは、こどもが主体的に興味を持ち、夢中になって心と身体を動かして行う行為である』と定義されている。
そして、この「100か月」は、妊娠期から小学校1年生までの期間を示しており、その期間に関わる全ての人のウェルビーイングが想定されている。小学校の学習指導要領(現行、2017年告示)では、低学年の運動領域において「体つくりの運動遊び」として「遊び」が示され、低学年の運動領域(6領域)の全てが「遊び」として設定されており、「遊び」の連続性が保障されているのは、小学校においては体育科の運動領域であるということができる。
 本報告では、第一に、保育施設における園庭改良の過程において、子どもの「遊び」がどのように変化していくのか整理していく。第二に、園庭改良に対する保育者の意図(インタビュー調査)と、園庭改良の過程における子どもとの関わり(保育記録)から、子どもと保育者の園庭改良に対する相互行為を分析していく。第三に、1)子どもと2)園庭、3)保育者が紡ぎ出す「遊びの世界」の特徴を明らかにしていく。

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