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[09方-ポ-53]大学女子バスケットボール選手における跳躍能力と直線疾走能力の関係

*Daisuke Sato1, Naoyuki Yamashita2, Keita Inoue1, Toshiki Hagino1, Takaaki Mishima3,1, Kota Kijima3,1 (1. Sports Science Center, Osaka University of Health and Sport Sciences, 2. Kyoto Institute of Technology, 3. Osaka University of Health and Sport Sciences)
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【背景】直線疾走能力にカウンタームーブメントジャンプ (CMJ)やリバウンドジャンプ (RJ)などの跳躍能力が関係するが,大学女子バスケットボール選手を対象としたCMJの局面別力発揮能力と直線疾走能力との関係については明らかにされていない.【目的】大学女子バスケットボール選手における跳躍能力と直線疾走能力との関係について検討することを目的とした.【方法】対象者は大学女子バスケットボール部に所属する学生34名 (年齢:19±1歳,身長:1.65±0.06 m,体重:61.6±6.8 kg)とした.跳躍能力の測定にはCMJおよび RJを,直線疾走能力の測定には20 mスプリント走を採用した.CMJはフォースプレートにより地面反力を測定し,跳躍高,コンセントリック局面における最大地面反力,最大パワー,平均RFD,平均仕事量を算出した.RJは光学式ジャンプ測定器を使用し,RJ中のRSI,接地時間,跳躍高,パワーを算出した.20 mスプリント走の測定には光電管を使用し,スタートから5 m,10 m,20 mの通過時間を計測した.10 mおよび20 m通過時間に関係する要因を検討するため,ピアソンの積率相関係数を用いた.【結果】10 m通過時間および20 m通過時間と有意な負の相関関係にあった項目は,CMJ高 (r ≤ -.488; p ≤ 0.003),Concentric局面における最大パワー (r ≤ -.466; p ≤ 0.006),平均仕事量 (r ≤ -.349; p ≤ 0.043)であった.10 m通過時間および20 m通過時間とRJに関する項目との間には,有意な相関関係はなかった.【結論】大学女子バスケットボール選手の直線疾走能力には,CMJのConcentric局面におけるパワー発揮能力が関係するが,RJのようなSSCを伴う跳躍運動による発揮パワー能力とは関係ないことが示唆された.

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