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[08測-ポ-03]小学校児童の自然立位姿勢と背中付立位姿勢における第5趾の浮き趾数と浮き趾高比較

*Sakiko Ukita1, Shinichi Demura2, Toshiro Sato3 (1. College of Education, Kanto Gakuin University, 2. College of Human and Social Sciences, Kanazawa University, 3. Niigata University of Health and Welfare)
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立位姿勢は変動するため接地足裏面も変動する。これまで立位姿勢の違いが浮き趾高に及ぼす影響も検討されていない。本研究は、小学児童を対象に直立姿勢、これを自然立位とし、身長測定に準じた直立姿勢を背中付立位とした時の第5趾の浮き趾数及び浮き足趾高差を検討する事とした。方法は、Μ小学校3・4年児童44名が被験者であった。測定は、足裏と浮き趾高を同時撮影しパソコン画面に表示可能な竹井機器社製の足形状測定器を利用した。被験者が測定器上で自然立位と背中付立位中の足裏と浮き趾高を撮影した。趾高は最短の趾腹にカーソルを合わせ計測した。趾跡がなく趾高0ミリの場合、浮き趾なしと判定した。両測定条件における趾高平均値の差を対応のあるt検定により検討した。有意水準は5%とした。結果及び考察として、浮き趾は、全被験者の内、自然立位では右27名、左21名、左右共通に19名、背中付立位では右21名、左16名、左右共通に16名で認められた。両姿勢共に、右足の浮き趾が多い傾向にあったが、左右の浮き趾数に自然、背中付で有意差はなかった。一方、右足は自然立位27名、背中付立位21名、両姿勢共通に19名、左足は自然立位21名、背中付立位16名、両姿勢共通に15名に浮き趾が認められ、左右足共に自然立位に浮き趾が多い傾向にあったが、左右足共に、両姿勢時の浮き趾数に有意差はなかった。延べ浮き趾者は、右足は共通19名と自然のみ8名と背中のみ2名で29名、左足は22名であった。浮き趾が両姿勢共通に認められた右足19名、また両立位姿勢の延べ浮き趾者29名と22名の浮き趾高平均値はいずれも自然立位が有意に高かった。本研究の結果から自然立位と背中付立位では、第5趾の浮き趾数に差はないが、浮き趾高は自然立位が背中付立位に比べ高いと判断された。以上、自然立位時は背中付立位時に比べ第5趾の浮き趾高は高い事が判明した。

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