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[08測-ポ-19]高校野球における競技レベル別の体組成と意識の違い
*Akiharu Sudo1, Takahiro Ohno2, Kenji Yamada2 (1. kokushikan Univ., 2. Institute of physical education Kokushikan Univ.)
野球において、体重、筋肉量や BMI などの値が、パフォーマンスの影響を及ぼすことは多 くの研究によって明らかにされている。また、トレーニング方法や食事法などについても研 究され、多くの知見が得られている。しかしながら、現場に行くと、選手への有益な情報が あるにもかかわらず、最新の研究成果についての理解度は低く、指導者の考え、トレーナー の有無などによって、体づくりへの意識や取り組みが大きく異なっているのが現状である。 そこで、本研究では、強豪校と地区大会レベルの選手の体組成について比較し、食事やトレ ーニングなどの体づくりへの悩みにおける選手の声についても調査することで、体づくり への意識について明らかにすることを目的とした。なお本研究の強豪校の定義として、春や 夏大会予選で甲子園出場経験やベスト 4 以上の成績のある高校を対象とした。 体組成の測定は、TANITA 社製の体組成計を用いて、体重、筋肉量、体脂肪率、BMI を測 定した。また、BMI と体脂肪率をもとに除脂肪量指数を算出した。体づくりへの意識の調 査については測定時の質疑の際に選手の悩みなどについて口頭にて調査を行った。 その結果、BMI、筋肉量、除脂肪量指数において、強豪校の方が高い値を示した。また、意 識調査では、競技レベルに関係なく、プロテインの摂取の仕方や量、トレーニングの方法に ついての悩みが多かった。寮生活ではなく通いの選手がより、食事への悩みを抱えている傾 向が見られた。
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