Presentation Information
[08測-ポ-41]Development of an ICT skill evaluation scale using a questionnaire for sports college studentsSkill difficulty and individual evaluation based on item response theory
*Hiroshi Yamada1 (1. Biwako Seikei Sport College)
【背景と目的】スポーツにおけるデータや映像,それらを活用するデバイスの操作などのICTスキルはスポーツ指導者や選手に必要とされる.近年大学教育において重視されるICTスキルを定義し評価尺度を開発することは,スキルを前年度と比較して成長度を評価でき有益である.見える化により学生は効果を実感でき教職員は授業やカリキュラム全体を改善できる.そこで本研究では,スポーツ大学生を対象に,一般に評価しにくいパソコンやアプリなどのICTスキルの達成度を明らかにするとともに,ICTスキルの難易度を明らかにするこを目的とした.【方法】対象者は,スポーツを専攻する大学生のべ2499名であった.調査は2つの年度で行われ,2023年度n=1244,2024年度n=1255であった.ICTスキル評価アンケートをWEBアンケートフォームを活用し実施した.アンケートは,インターネット,Eメール,アンケートサイト,Word,Excel,PowerPoint,動画編集,学習管理システム,統計アプリの9領域47項目から構成した.5件法で聞き取り,4:かなりできる,5:よくできると回答したものを「スキルあり」それ以外を「スキルなし」と判定し2パラメータに変換した.項目反応理論を適用し分析し項目困難度と識別力を算出した.さらに,個人の能力値を算出しグラフ化した.年度間の差分をスキル変化とし集団のスキル向上を評価した.【結果と考察】項目反応理論によりそれぞれのスキルの困難度が算出され,PowerPointは比較的易しいスキルであること,タッチタイピングは比較的難易度が高いことなどICTの種類ごとに難易度の高低が明らかとなった.さらに年度間のスキル向上を評価した結果,学年ごとの向上に差があることが示された.1年生は多くの項目でスキル向上を示し,3年生ではゼミ活動に関連するアンケートフォームの活用などの向上が見られた.
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