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[03心-ポ-43]大学一般体育で発揮されるストレスコーピングスキルが日常場面に般化されるプロセス②対処資源に関する同時効果、交差遅れ効果の検討

*Shunsuke Sakata1, Takumi Nakasuga2, Yasuo Suzaki3, Kojirou Matsuda4 (1. Yokohama college of commerce, 2. Hyogo University of Teacher Education, 3. Shimane University, 4. Josai University)
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【背景】大学生の長期的なメンタルヘルス維持について、大学一般体育による予防的ストレスマネジメントが期待される。筆者の研究グループでは、授業内外で実施される問題焦点型コーピング(以下PFCと記載)を経時的に測定し,授業外PFC→授業内PFC→授業外PFCという循環的な般化プロセスを持つことを確認した。またその効果を高める、個人・環境の資源である対処資源が、大学一般体育で成長することも併せて明らかにしている。本研究では、授業内外のPFCの般化プロセスに、対処資源がどのように影響するか検討することを目的とした。【方法】2022年5月~7月に,4年制大学にて,セメスター前半,中盤,後半の3回の縦断的な質問紙調査を実施した。3回すべてに回答した155名(平均年齢18.30±.64)を分析対象とした。調査内容は,大学一般体育授業内に実施されるPFC4項目,授業外で実施されるPFC4項目,対処資源(体力,自尊感情,ソーシャルキャピタル,情報活用能力各5項目)20項目であった.【結果】授業外PFC→授業内PFC→授業外PFCという循環的な般化プロセスについて、それぞれのタイミングでの対処資源による授業内外のPFCへの同時効果を確認した。その結果、セメスター前半及び後半で授業内外のPFCに対する有意な同時効果を持ち、セメスター後半の方がより大きな影響を与えていることが確認された(前半:β=.26~.42,後半:β=.16~.67)。また、セメスター中盤の授業内PFCがセメスター後半の対処資源に対し有意な交差遅れ効果を持つことも確認された(β=.14~.19)。【考察】授業内外のPFCの循環的な般化プロセスにおいて、対処資源を効果的に使用することで、PFCを助ける可能性が示唆された。またセメスター中盤の授業内のPFCは、対処資源の向上に寄与する可能性が示唆された。

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