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[09方-ポ-37]アルペンスキー選手の体力と競技成績の関係H県高校男子選手を対象とした春測定と秋測定の比較

*Saki Ishikuri1, Tadashi Takeda2, Kosuke Nakazato3 (1. Gradeate school of Hokusho University, 2. Hokusho University, 3. Kitami Institute of Technology)
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アルペンスキー競技における体力と競技成績に関する研究は多くされている。石栗ら(2023)は、秋の体力測定結果より、春の結果の方が競技成績と相関関係が高いことを報告している。しかし、石栗らの研究は単年度のデータを用いた研究であった。そこで、本研究では、高校男子アルペンスキー選手を対象として、2年分の体力測定結果と競技成績との関係を検討することを目的とした。対象は、H県高校生男子アルペンスキー選手とした。測定時期(人数)は、2022年6月(16名)、2022年10月(18名)、2023年6月(21名)、2023年10月(25名)であった。測定項目は、身長、体重、体脂肪率、立位体前屈、握力、背筋力、垂直跳、等速性膝伸展・屈曲筋力、ハイパワー、ミドルパワ―、最大酸素摂取量、20cm跳び、正六角形跳、段違い六角形跳、90秒台跳であった。競技成績の指標としてシーズン終了後に発行されるSAJポイント(GS・SL)を用いた。Pearsonの積率相関係数を用いて以下の相関関係を検討した(p<0.05)。1)22年と23年の春測定の結果と、各測定の前シーズンの競技成績との相関関係。2)22年と23年の秋測定の結果と、各測定の翌シーズンの競技成績との相関関係。分析の結果、春測定と前シーズンの競技成績との間に有意な相関関係があったものは、年齢、身長、体重、握力右、握力左、垂直跳、ハイパワー、走時間、20cm跳、正六角形跳、段違い六角形跳、90秒台跳であった。秋測定と翌シーズンの競技成績との間に有意な相関関係があったものは、身長、立位体前屈、脚筋力左、走時間、20cm跳、正六角形跳、段違い六角形跳、90秒台跳であった。単年度と同様に、春の体力測定の方が競技成績と有意な相関関係がある項目が多かった。シーズン直後の春の項目は、スキー競技により関連する体力要素であることが示唆された。

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