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[09方-ポ-41]高校生ウエイトリフティング競技者の競技会時パフォーマンス発揮の最大化に関する検討PAPEの効果に着目して

*Ryo Kawano1, Hidenobu kobai1, Hiroyuki Hasegawa2 (1. Jisenkai Aizawa Medical Science Center for Health and Sports, 2. Matsumoto University)
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背景:ウエイトリフティング(WL)競技会での試合前のウォームアップでは、スナッチ及びクリーン&ジャーク動作を実施することが通例である。その方法について一般的な内容は存在するものの、適切な強度・回数の設定について言及された研究は少ない。また国内WL競技会における会場環境は、競技会規模による大きな差はない。よって高校生時から、競技会当日のウォームアップ内容を検討することについて、それが将来においても活用できることが考えられ意義は大きい。本研究ではPAPE(Post-activation performance enhancement)の考え方に注目し、高校生WL競技者にとって限られた時間・環境の中で競技会でのパフォーマンス発揮能力を高めるための、効率的かつ効果的なウォームアップ内容を検討した。 方法:高校生WL競技者12名に対して、休養日の翌日を測定日とし、トレーニング開始前を実験実施時間として1名あたり計4~6日間実施した。主にバックスクワット(BSQ)をウォームアップのための動作とした。BSQの実施プロトコル(強度、挙上回数、セット数等)は測定日毎に変更し、BSQ後に8分前後の休憩インターバル時間を設け、その後に基本的動作(ジャンプ動作)における跳躍高と専門的動作(クリーン動作)における発揮パワーを測定しPAPEの効果を検証した。各動作の主観的達成度の聞き取りも行った。また生理学的な側面におけるコンディションチェックを同時に実施した。 結果・考察:ウォームアップとして行ったBSQの実施プロトコルによる影響が大きく、高校生競技者において競技レベルに関わらず、ウォームアップの方法によってはPAPEの効果があることが示唆された。ただし効果の現れ方が基本的動作と専門的動作で異なる傾向であった。また専門的動作において発揮した平均パワーの値と、選手の主観的達成度の間に相関傾向がみられた。

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