Presentation Information
[07発-KL-1]Overview and Future Challenges of Children's Engagement in Multi-Sport Activities
*Yoshimitsu Komura1 (1. Jntendo University)
<演者略歴>
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科出身。専門は測定評価学、スポーツ視覚学、体力学などではあるが、多くの競技種目や研究領域に興味関心があり、院生たちと研究を行っている。スポーツと視覚に関する研究からも、発育発達期の子どもの頃の多様な経験の重要性を感じ、マルチスポーツに関する研究調査にも着手。
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科出身。専門は測定評価学、スポーツ視覚学、体力学などではあるが、多くの競技種目や研究領域に興味関心があり、院生たちと研究を行っている。スポーツと視覚に関する研究からも、発育発達期の子どもの頃の多様な経験の重要性を感じ、マルチスポーツに関する研究調査にも着手。
わが国におけるマルチスポーツは、海外に比べて一般的ではない。子どもの頃に複数(マルチ)のスポーツ種目を経験して、その後に専門とする競技を選択していくマルチスポーツの考え方には利点も多い。マルチスポーツに関連した怪我・オーバーユース・燃え尽きについての報告例は一定数以上あるが、本キーノートレクチャーでは幅広く先行研究を概観し、わが国の子どものスポーツ経験に関わる我々の研究調査を含めて報告する。これまでも発育発達期には、多様な経験、多様な動きをすることが推奨されてきた。かつて我が国では、専門的に競技を行うのは中学生以降であることも多かったが、近年では子どものスポーツ環境が整ってきた影響もあり、早期に1つの競技に専門化するケースも増えた。我々の調査では、小さな頃から1つの競技種目だけに特化しなくとも、一定の競技レベルに到達することが可能であると考えられた。また、年代や競技種目による特徴の違い、競技を終えた後の(健康のための)運動習慣という観点からも検討を行ってきた。本キーノートレクチャーの最後では、これらの研究経験とレビューから、今後の研究課題として必要とされる切り口についても考えていく。
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