Presentation Information

[競技スポーツ-SA-3]Insights from Coaching Wheelchair Basketball

*Shimpei Oikawa1 (1. Japan Wheelchair Basketball Federation)
PDF DownloadDownload PDF
<演者略歴>
2000シドニーパラリンピック男子代表選手、2012ロンドンパラリンピック男子代表アシスタントコーチ、2026リオパラリンピック男子代表ヘッドコーチ、2021東京パラリンピック男子代表監督(銀メダル)、2021-2023一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟専務理事、2023-2理事
車いすバスケットボールという競技において、アスリートを指導すること、チームを強化していくとはどういうことか?という大きな問いがある。選手の身体の状態は、下肢、上肢など、障害は多様であり、そのレベル(重度・軽度)も様々だ。そもそもインターネットや書籍などで得られるスポーツに関する情報は健常者と言われる選手たちのものであることが多い。常識的なことでも多くの情報は全く通用せず、しかしあるものは大変なヒントや答えになる。指導者として、選手たちと一緒にどうしたら強くなるのか、うまくなるのか、勝てるチームを作れるのかは、手探りであり、自分たちでその答えを導き出していくプロセスが重要になる。そして、答えを明確に探し出すことが難しいこのパラスポーツの世界で選手と一緒に強化、成長に注ぐ時間や機会は指導者にとっての醍醐味だと感じている。
 指導においては、健常者のスポーツと目指すゴールは一緒であり、原則的なところでは同じであるものの、様々な観点での大きな違いがあることも事実だと思われる。本シンポジウムでは、パラリンピックの日本代表強化をはじめ、様々な観点でその経験を振り返り、その違いとは何か?を共に考える場としたい。

Comment

To browse or post comments, you must log in.Log in