講演情報

[1B05]東北電力における自主的安全性向上に向けたSafety-IIベースの実践的取り組み(1) 継続的Safety-IIベースの実践的取り組み

*高橋 信1、倉兼 卓己3、北村 正晴2 (1. 東北大学 、2. テムス研究所、3. 東北電力)

キーワード:

Safety-II、安全性向上、レジリエンス、対話

東北大学と東北電力は原子力発電所における自主的安全性向上の取り組みとして、Safety-IIの概念に基づく実践的な取り組みを継続的に行ってきた。初期の段階では人間の安全へのポジティブな寄与に着目し、グッドプラクティスを共有することの重要性に重点を置くSafety-IIの概念を社内へ広めることに重点を置いた活動を行った。その後、発電所で安全性を担う中核的な社員との対話を実施して、Safety-IIに基づく安全性向上に関しての理解を深める取り組みを継続的に行ってきた。具体的には、レジリエンスエンジニアリングにおける対処・監視方策の改善に結びつく学習に基づく潜在的リスク事象の想起能力の向上を目的とした対話の実施、そしてレジリエンスエンジニアリングにおける対処・監視方策の改善に結びつく、学習に基づく潜在的リスク事象の想起能力の向上を目的とした対話等を実施し、対話の前後における想起の広がりを評価することで、安全文化の根幹となる組織の事故・災害対応レジリエンス向上の可能性を確認した。

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