講演情報
[1C10]交通シミュレーションを用いた原子力災害時の汚染検査会場のレイアウト検討
*齊藤 将大1、平岡 大和1、木村 仁宣1 (1. JAEA)
キーワード:
交通シミュレーション、原子力災害、避難退域時検査、汚染検査、車両
原子力災害時に住民が避難する際、避難退域時検査会場で車両等の汚染検査を受ける必要がある。住民を迅速に避難させるためには、効率的に車両の汚染検査を実施しなければならない。車両の汚染検査は、全車両が受ける指定箇所検査と、指定箇所検査で除染の基準を超えた場合に受ける確認検査があり、これらは別々のレーンにて受けることとなっている。そこで、この二つの検査に着目し、限られた人員と資機材で効率的に検査を実施できるレーン配分について検討した。本報告では、交通シミュレータSUMO(Simulation of Urban Mobility)を用い、指定箇所検査・確認検査のレーン数を変化させた場合の車両の汚染検査の効率化について、入場する汚染車両の割合に対する車両の入場から退場までの時間、会場を通過した台数等の観点から評価した結果を示す。
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