講演情報

[1D07]ランダムサンプリング法に基づく不確かさ評価における多群核反応断面積摂動時の間接効果の影響

*藤田 達也1 (1. JAEA)

キーワード:

ランダムサンプリング法、間接効果、FRENDY、GENESIS、NJOY、JENDL-5、SERPENT

既往研究では多群核反応断面積の摂動に対する間接効果の取扱が感度係数ひいては核特性パラメータの不確かさ評価結果に影響を与えることが報告されており、ランダムサンプリング法において当該間接効果を考慮する方法も検討されている。本研究では、日本原子力学会2024年春の年会での発表に引き続き、ランダムサンプリング法に基づく不確かさ評価において、多群核反応断面積摂動時の間接効果が多群中性子輸送計算における無限増倍率の不確かさ評価結果に与える影響を定量的に確認した。間接効果の影響は、UO2燃料セル体系では小さい一方で、MOX燃料セル体系では顕著に確認された。中性子輸送計算と共分散行列のエネルギー群数を詳細にすることで、間接効果の影響を低減可能であると考えられる。

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