講演情報

[1G11]宇宙原子力に関する規制動向及び課題(1)地上用途SMR・マイクロ炉の開発・規制動向

*八木 伸太郎1、川合 康太1、佐藤 郁也1、冨永 大樹1 (1. 三菱総研)

キーワード:

宇宙原子力、マイクロ炉、規制、許認可、輸送

小型モジュール炉等新型炉に関して、多様な利用価値が注目され近年国内外で研究・開発が活発になっている。特にマイクロ炉については、宇宙用電源としての活用が期待されており、NASAや米エネルギー省では月面原子力発電システムとしてマイクロ炉の研究・開発プロジェクトを実施している。本研究では、宇宙での利用条件を検討する前段階として、地上用途のマイクロ炉の設計要件や輸送要件について、諸外国の新型炉開発動向及び米国の許認可動向から調査・整理した。特筆すべき動向として、米国では各炉型によって安全機能が異なることから、炉型に依存しない許認可プロセス10 CFR Part 53を整理している。また、マイクロ炉の地上輸送に関して、燃料を装荷した状態でのパッケージの開発・認可、マイクロ炉の輸送パッケージとしての認可が検討されている。このような新型炉に係る規制整備動向を踏まえ、宇宙原子力利用に向けて検討課題となり得る論点を抽出した。

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