講演情報

[1G14]核熱ロケット炉心の制御ドラム回転による出力分布の変化及びXeによる毒作用の影響と対策

*森田 大1、波園 真一1 (1. 福井大学)

キーワード:

核熱ロケット、高温ガス炉、Xe毒作用、制御ドラム、出力分布変化

核熱ロケットは原子炉によって水素ガスを加熱し噴射することで推進力を得るロケットである。この核熱ロケットは既存の化学ロケットより優れた性能を実現可能である。過去には、1970 年代に米国及び旧ソ連で研究開発が行われており、現在では火星の有人探査用のロケットとして研究されている。核熱ロケットにおける原子炉の制御は、炉心外周に配置された制御ドラムによって炉心内に反射する中性子量を制御することで行う。この制御ドラム回転時における炉心内の出力分布変化及びXeによる毒作用の影響が不明確であり、ロケット稼働時に原子炉の安全性を確保することが可能であるかが課題となっている。そこで、本研究では解析コードの SCALE を用いてロケット稼働時に制御ドラムを回転させた際に生じる炉心内の出力分布の変化及び、原子炉停止時に発生するXe による毒作用の影響を解析した。

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