講演情報

[1H05]先進的核熱連成シミュレーションシステムの開発(12) LDVを用いた燃料バンドル内気液二相流測定技術の不確かさ検討

*小野 綾子1、岡本 薫2、牧野 泰2、細川 茂雄3、吉田 啓之1 (1. JAEA、2. NDC、3. 関西大学)

キーワード:

二相流計測技術、気泡流、燃料集合体、核熱カップリング、詳細熱流動解析コード、不確かさ評価

JAEAで開発を進めている核熱カップリングコードにおいて、熱流動解析には界面捕獲法に基づく詳細熱流動解析コード(JUPITERもしくはTPFIT)の適用を検討している。これらの解析コードは、燃料集合体の構成流路であるサブチャンネル内スケールの熱流動現象を再現することが求められる。そのため、コードの検証ために、サブチャンネル内の詳細な気液二相挙動に関する測定データや実験的知見を必要とする。既報では、燃料集合体内の狭隘部における分散性気泡流を非接触での計測を可能とする、レーザードップラー流速計(LDV)とフォトダイオードを組合わせた新しい計測手法について報告した。本報では、新たに開発したLDV光路シミュレーターにより、LDVからフォトダイオードまでのレーザー光の変化を評価し、主に信号データの処理方法や気泡の特定方法から生じる不確かさについて評価した結果を報告する。

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