講演情報

[1L14]「もんじゅ」汚染の分布の評価(5) 燃料洗浄槽の放射化汚染評価

*木下 拓真1、川口 鷹太郎1、岸本 安史1、花木 祥太朗2、眞下 隆太朗2、林 宏一2 (1. NESI、2. JAEA)

キーワード:

高速炉、もんじゅ、廃止措置、汚染分布評価、燃料取扱、放射化

「もんじゅ」廃止措置計画の第3段階において管理区域内の設備の解体が計画されているが、解体を開始するまでに設備の汚染の分布の評価を実施する必要がある。
 燃料取扱設備のうち燃料洗浄設備は、原子炉から取り出された使用済炉心構成要素等に付着するナトリウムを洗浄、除去する設備である。同設備の燃料洗浄槽は、使用済炉心構成要素等を内部に保持した状態でアルゴンガス冷却、湿潤アルゴンガス洗浄、脱塩水循環洗浄等を行う。洗浄槽内で燃料を取り扱う際に、燃料の自発核分裂による中性子によって構造材が放射化していることから、解体廃棄物の放射化汚染を評価する必要がある。
 燃料洗浄槽の放射化について、原子炉の放射化汚染評価手法と同じ手法で2次元RZ体系を作成し、中性子束分布と放射化による放射能濃度を評価した結果、放射能濃度は、最大でもL3レベル(法令基準)となり、ほとんどの領域でクリアランスレベル以下となることを確認した。

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