講演情報

[1L15]「もんじゅ」汚染の分布の評価(6)燃料出入機の放射化汚染評価

*川口 鷹太郎1、木下 拓真1、岸本 安史1、花木 祥太朗2、眞下 隆太朗2、林 宏一2 (1. NESI、2. JAEA)

キーワード:

高速炉、もんじゅ、廃止措置、汚染分布評価、燃料取扱、放射化

「もんじゅ」廃止措置計画の第3段階において 管理区域内の設備の解体が計画されているが、解体を開始するまでに設備の汚染の分布の評価を実施する必要がある。燃料取扱設備のうち燃料出入機は、炉内中継装置、炉外燃料貯蔵槽、燃料検査設備、燃料洗浄設備、燃料缶詰装置、水中台車及び地下台車などの間で炉心構成要素等の移送・受渡しを行うための昇降及び保持を行う。
 燃料出入機は、燃料の移送中、燃料の自発核分裂により発生する中性子によって構造材が放射化していることから、解体廃棄物の放射化汚染を評価する必要がある。燃料出入機の放射化について、原子炉の放射化汚染評価手法と同じ手法で2次元RZ体系を作成し、中性子束分布と放射化による放射能濃度を評価した結果、放射能濃度は最大でもL3レベル(法令基準)となり、ほとんどの領域でクリアランスレベル以下となることを確認した。

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