講演情報

[1M01]燃料デブリの収納・移送・保管技術の開発(1)燃料デブリの取り扱いにおける水素発生量評価手法の開発

*南波 和希1、川村 亘1、鈴木 格1、羽鳥 正訓1、永石 隆二2、寺田 敦彦2、トエトエ アウン2、伊藤 辰也2、鍋本 豊伸1 (1. 東双みらいテクノロジー株式会社、2. JAEA)

キーワード:

燃料デブリ、水の放射線分解、水素発生G値(収量)、線エネルギー付与(LET)、粒子サイズ、含水率

福島第一原子力発電所の廃止措置においては、事故により発生した燃料デブリ(核燃料由来)を取り出し、安全に容器へ収納/保管することが検討されている。原子炉格納容器内部から取り出される燃料デブリは水分を含むと想定され,放射線分解による水素ガスの発生要因となる。水素発生量の評価は,燃料デブリの処理や保管,水処理等に共通する課題であるが,デブリの性状等,不明なことが多く保守的に評価せざるを得なかった。合理的なデブリ保管施設・容器の実現には種々のデブリ性状に適用可能な水素発生量評価手法の開発が欠かせないことから,体系的に整理することが望ましい。そこで,既存の水素発生量評価モデルを検証するため,デブリ成分を模擬した試験体を用いて要素試験を行う取り組みを実施しており,本報告では取り組みの概要について紹介する。

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