講演情報

[1M09]幌延の堆積岩における止水プラグの原位置施工試験の概要(1) 全体概要と坑道周辺の水理条件の把握

*木村 駿1、早野 明1、佐藤 菜央美1、田村 友識1、八木 啓介2 (1. JAEA、2. 大成建設)

キーワード:

地層処分、止水プラグ、掘削損傷領域、幌延URL

高レベル放射性廃棄物処分場の地下施設を閉鎖する際、坑道やその周辺の掘削損傷領域(EDZ)が卓越した放射性物質の移行経路となることが懸念されている。そのためEDZの幅を上回るように岩盤への切欠きを設け、そこに低透水性を有する粘土系材料から構成される止水プラグを設置することが考えられている。国外では結晶質岩系の岩盤を対象として止水プラグ設置の実証試験の事例があるが、堆積岩系の岩盤での検討事例は少ない。また、岩盤の力学特性やEDZの広がりの程度は結晶質岩とは異なるため、幌延URLでは、堆積岩を対象とした止水プラグの原位置施工試験を計画している。ここでは、本試験の計画の全体概要及びその坑道周辺の水理条件を把握するための調査の現状について報告する。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン