講演情報

[1N06]燃料デブリ中α核種分析のためのフローインジェクション/オンライン液体シンチレーション分析システムの開発(3) Pu測定性能評価

*青谷 樹里1、舛井 健司1、堀籠 和志1、山本 昌彦1、田口 茂郎1 (1. JAEA)

キーワード:

フローインジェクション分析、液体シンチレーション、燃料デブリ、α核種

福島第一原子力発電所の燃料デブリの移送、保管にあたってはPu等のα核種の分析が重要となる。本研究では、燃料デブリ中のPuの迅速・高処理分析を目的として、内径2 mmの流路内で溶媒抽出分離から液体シンチレーション測定までの一連の操作を行うフローインジェクション分析システムを開発した。本システムでは、Puを含む溶液試料をキャリア溶液によりスタティックミキサに供給し、抽出剤のAliquat®336をキシレンに溶解した抽出溶媒に接触させ、Puを抽出した。次に、本溶液を膜分離方式の相分離器に供給し、水相と有機相に相分離した。有機相はスタティックミキサに供給し、液体シンチレータとオンラインで混合した後、液体シンチレーションカウンタのフローセルに充填して測定した。本発表では、本分析システムを用いてPu標準試料を測定し評価した分析性能について報告する。

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