講演情報

[2A03]高速中性子イメージングシステムの開発

*持丸 貴則1、高橋 時音1、小泉 光生1、山口 郁斗1、山西 弘城2、若林 源一郎2 (1. JAEA、2. 近大)

キーワード:

核セキュリティ、高速中性子検出器、波形弁別、プラスチックシンチレーター、位置敏感型光電子増倍管

日本原子力研究開発機構では、文部科学省核セキュリティ強化等推進補助金事業の下、広域における迅速な核・放射性物質検知技術開発を進めている。本プロジェクトでは、大規模公共イベント等において、核・放射性物質を用いたテロ行為等を未然に防ぐため、その技術・装置の開発を行っている。本発表では、波形弁別型プラスチックシンチレーター(EJ-276DH, 3×3×50mm)を束ねたものと位置敏感型光電子増倍管(H12700A-03、受光面48.5×48.5mm)を組み合わせた高速中性子イメージングシステムについて発表する。本装置は波形弁別を行うことで、ガンマ線によるバックグラウンドを低減できる。線源からの高速中性子を不審物に透過させ、X線とは異なるイメージの取得が期待できる。本装置の基礎的な動作試験を近畿大学原子力研究所所有の中性子線源を用いて行った。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン