講演情報

[2A09]RCNP高エネルギー白色中性子照射場におけるPHITSコードの妥当性検証

*佐藤 大樹1、安部 晋一郎1、神田 浩樹2、永山 啓一2、福田 光宏2、依田 哲彦2、Zhao Hang2、松井 昇大郎2、小林 信之2 (1. JAEA、2. 阪大)

キーワード:

PHITS、JENDL-5、RCNP、高エネルギー白色中性子場、遮蔽

大阪大学核物理研究センター(RCNP)では、宇宙線由来の中性子による半導体ソフトエラー評価に利用できる高エネルギー白色中性子場の大強度化を進めている。これまでに、従来の10倍の強度を持つ400MeV陽子ビームに対応した中性子生成ターゲット、ビームダンプ、遮蔽体等を設計して導入した。本研究では、放射線挙動解析コードPHITSを用いて、施設の詳細なシミュレーション体系を構築し、中性子およびガンマ線のエネルギースペクトルおよび線量率を計算した。また、高エネルギー中性子に対応した放射線モニタを用いて、実施設の複数個所において線量率測定を実施した。その結果、INCLおよびJENDL-5を用いたPHITSの計算値は、白色中性子照射位置における中性子フルエンス、およびビームコース利用者の機器設置のために設けられたコンクリートブロック後方の線量率をよく再現できることを明らかにした。

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