講演情報
[2A10]PHITSコードを用いたBaikal-1 RA研究炉におけるスカイシャイン線測定試験の線量評価
*安野 裕介1、青木 繁明1 (1. 三菱原子燃料)
キーワード:
PHITS、スカイシャイン線、バイカル-1
カザフスタン共和国のバイカル複合施設にて、スカイシャイン線測定試験が1996年から1997年に実施された。この試験では、放射線源としてBaikal-1 RA研究炉を用い、上部遮蔽ブロックを取り外すことで高強度の中性子線とガンマ線を上空に放出し、原子炉の上側と、原子炉から最大1500mの距離の離散した測定点で放射線量を測定した。測定対象は中性子線とガンマ線であり、中性子束、実効線量及び中性子スペクトルが測定され、測定の不確かさは10%から20%程度であった。
この試験の再現解析をJAEA開発の3次元モンテカルロ遮蔽計算コードPHITSを用いて実施した。計算においてはBaikal-1 RA研究炉を詳細にモデル化した。計算の結果、原子炉の上側の中性子とガンマ線の測定結果を良く再現できるとともに、原子炉から離れた位置でのスカイシャイン線(中性子線及びガンマ線)による実効線量を精度良く再現できることを確認した。
この試験の再現解析をJAEA開発の3次元モンテカルロ遮蔽計算コードPHITSを用いて実施した。計算においてはBaikal-1 RA研究炉を詳細にモデル化した。計算の結果、原子炉の上側の中性子とガンマ線の測定結果を良く再現できるとともに、原子炉から離れた位置でのスカイシャイン線(中性子線及びガンマ線)による実効線量を精度良く再現できることを確認した。
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