講演情報

[2B04]液体リチウム中でのバナジウム合金の腐食に関する研究

*片山 一成1、片山 翔太1、森 裕薫1、荒川 理央1、五十川 浩希1、長坂 琢也2 (1. 九大、2. 核融合研)

キーワード:

リチウム、腐食、チタン、クロム

液体金属リチウムは液体ブランケット材料として期待されており、低密度で低融点かつ高熱伝導特性を有する。しかし、化学的共存性に起因する腐食が問題となるため、構造材には液体リチウムとの適合性が要求され、高温、温度勾配、強い放射線にさらされても、長期間にわたって構造的な安定性を確保することが必要である。このような技術的背景下において、低放射化特性、高温強度特性及び照射特性に優れたバナジウムを主成分としクロム及びチタンを添加したバナジウム合金が構造材候補として期待されている。本研究では、チタン及びクロム組成の異なるバナジウム合金試料を600℃で液体リチウムに浸漬し、質量変化を測定した。チタン濃度の低下とともに腐食減肉を増加させる傾向が見られた。

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