講演情報

[2D15]燃料デブリの臨界特性を明らかにする定常臨界実験装置STACY更新炉の整備(17) 初臨界炉心の臨界データと計算コードの評価結果

*吉川 智輝1、井澤 一彦1、渡邉 友章1、荒木 祥平1、郡司 智1 (1. JAEA)

キーワード:

STACY、MVP、MCNP、Solomon、Serpent、臨界実験、モンテカルロ法、計算コード間比較

STACYは、令和6年4月22日に初臨界を運転再開に向けた性能検査として達成した。性能検査は235U濃縮度約5 wt%の燃料棒を使用し、2つの格子間隔(1.5 cm 又は2.54 cm) において5種類の炉心を構成し実施した。 格子間隔1.5 cmの炉心は燃料棒本数と臨界水位が(1)277本、約70 cmと(2)253本、約110 cmに加え、熱出力校正用に中央に可動装荷物を挿入する(3)253本、約120 cmの3種類であり、格子間隔2.54 cmの炉心は(4) 241本、約70 cmと(5)213本、約110 cmの2種類である。 事前解析として、MVP2及びJENDL-4を用いて各炉心の臨界水位を評価した。また、コード間の比較のため、MCNP、Solomon及びSerpent2を用いて同様の解析を実施した。 本発表では、5種類の臨界炉心の測定データと各計算コードの詳細な評価結果について報告する。

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