講演情報

[2E11]2011年3月12日10:20頃の正門付近における線量率上昇要因の検討

*チャイ プンフイ1、野﨑 謙一朗1、末廣 祥一1、溝上 暢人2、平井 睦2、堀田 亮年2、溝上 伸也2 (1. 株式会社テプコシステムズ、2. 東京電力ホールディングス)

キーワード:

福島第福島第一原子力発電所1号機、ベント弁小弁、線量率、GOTHICコード

3月12日の10:20頃に福島第一原子力発電所正門付近にて高い線量率が記録された。これは10:17から実施した1F1のベント操作(小弁開操作)と関連しているように見えるが、D/W圧力に明確な応答は表れなかった。ベント弁小弁の状態等、この時期の線量率上昇の要因を検討するため、GOTHIC v8.4(QA)コードを用いたD/W圧力の再現解析を実施し、D/W圧力に影響を与えない程度のベント弁小弁の開度を見積もった。この結果を踏まえ、ベント弁経由で放出されうる放射性物質の量と、原子炉建屋を経由して放出された放射性物質の量をそれぞれ推定し、その大小関係に基づいてこの時期の線量率上昇の主要因を検討する。

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