講演情報

[2F09]巨大双極子共鳴からの光中性子放出計算モデルの適用性検討

*竹下 隼人1、小迫 和明1、木下 哲一1、能任 琢真1、渡辺 幸信2 (1. 清水建設、2. 九大)

キーワード:

光核反応、直接過程、中性子、TALYS、巨大双極子共鳴

数十MeVの光子を利用する施設の遮蔽設計では、ターゲットや遮蔽体などとの光核反応により発生する中性子の物理量を正しく評価する必要がある。現在の遮蔽計算で利用されている光核反応の核データファイルは、巨大双極子共鳴のエネルギー領域において中性子二重微分断面積の高エネルギー成分を過小評価することが確認されている。前回の講演では、巨大双極子共鳴における光中性子二重微分断面積を計算するモデルを開発した。本講演では、モデルの改良を行った結果をいくつかの標的に対する実験値と比較しながら議論する。

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