講演情報
[2G08]ナトリウム冷却タンク型高速炉の概念設計(4) 自己作動型炉停止機構のフィージビリティ評価
*佐々 京平1、時崎 美奈子1、中村 博紀1、久保 重信2、山野 秀将2 (1. MFBR、2. JAEA)
キーワード:
ナトリウム冷却タンク型炉、自己作動型炉停止機構、冷却材流量喪失事象、制御棒誤引き抜き事象、除熱機能喪失事象、能動的炉停止失敗事象
高速炉実証炉の概念設計開始に先立ち、主要な安全設備の成立性を見通しておく必要がある。そこで、ナトリウム冷却タンク型高速炉を対象に、安全設備の一つである自己作動型炉停止機構(SASS)について有効性評価を行った。有効性評価では、冷却材流量喪失時能動的炉停止失敗事象(LOF 型ATWS 事象)におけるSASSの温度応答時間を評価するとともに、LOF 型ATWS 事象及び制御棒誤引き抜き時能動的炉停止失敗事象(TOP 型ATWS 事象)並びに除熱機能喪失時能動的炉停止失敗事象(LOHS 型ATWS 事象)にてSASS の落下により安全性が確保されることを評価し、SASSの基本的な成立性の見通しを得た。
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