講演情報

[2I14]超音波流速分布計測法を用いた流量計の原子炉プラントに対する適用性評価

*勅使川原 応恭1、木倉 宏成1、荘司 成熙2、鈴木 武志3、佐々 大輔3 (1. 東工大、2. 室蘭工大、3. 東電HD)

キーワード:

流量計、超音波計測、信号処理

原子力や水力等の発電プラントでは,大口径高流量かつ超音波の反射体が微量にしか存在しない条件下でも高精度な流量計測が可能である超音波ドップラー流量計が求められる。配管外に超音波振動子を設置し,内部流体の流速分布から流量を算出する超音波ドップラー流量計は,配管内面の粗さや形状の経年変化,配管据付状態に影響を受けにくいため高精度な流量計測が可能である。超音波ドップラー流量計の一種である超音波流速分布式流量計では,流体中に含まれる微小な粒子等に対し複数回超音波パルスを照射し,その反射エコー信号から流速分布を算出する。そのため,流体中の反射体濃度が流速分布計測の精度や計測可能性に大きな影響を与えると考えられる。そこで本研究では,反射体濃度の変化がエコー信号に与える影響を実験的に評価し,反射体が少ない条件下でも流量計測が可能な信号処理システムを開発した。

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