講演情報

[2I15]長期停止中の沸騰水型軽水炉におけるSRNM計数率予測手法の検証

*古田 雄仁1、山田 大智1、黒田 祐輔2、吉井 貴2、三木 陽介2 (1. 東電HD、2. テプシス)

キーワード:

燃料装荷、SRNM、原子炉起動用中性子源

柏崎刈羽原子力発電所7号機(KK7)では、プラント長期停止後の燃料装荷を実施した。
燃料移動中は原子炉が未臨界であることを確認するために、SRNM(起動領域モニタ)計数率を監視する。ここで、SRNMの監視機能を担保するために、SRNM周りに燃料が4体装荷された時点において検出限界値に相当する3cpsを確保する必要があり、事前に燃料装荷時の計数率を予測し、外部中性子源装荷の要否を評価する。
今回、プラント長期停止に伴う核種壊変により、照射燃料の中性子強度が減衰していることから、3cps確保のためにSRNM周りに高燃焼度の使用済燃料を仮置するとともに、仮置時及び最終の燃料配置時における計数率を予測し、外部中性子源は不要と判断した。
結果、予測値と実績値がよく一致していること、また、当面の間、外部中性子源の装荷は不要であることを確認した。

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