講演情報

[2K01]福島第一原子力発電所において採取された放射性試料の分析(6) 多核種除去設備 銀ゼオライト吸着材の129I分析

*堀内 勇輔1、比内 浩1、駒 義和1 (1. 国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構)

キーワード:

福島第一原子力発電所、放射化学分析、I-129

福島第一原子力発電所では、汚染水処理により多種多量の汚染水処理二次廃棄物が発生・保管されている。適切な処理・処分方法を検討するためには、これらの性状を把握することが重要である。汚染水処理二次廃棄物のうち多核種除去設備(ALPS)で使用された銀ゼオライト吸着材に吸着する129Iについて、廃炉関係者の分析ニーズが高まっていたが、129Iの化学形態が不明瞭であり、分析手法が確立出来ていなかった。本報告では、銀ゼオライトに吸着する129Iの複数の化学形態を実験結果に基づき推定し、化学形態に応じた分離・回収方法を構築することにより、129Iの分析方法を確立した。

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