講演情報

[2K07]高濃度放射性セシウム含有微粒子(Cesium-rich microparticle, CsMP)の本質的解明に基づく炉内の情報と環境影響(11)CsMPと"超"高放射性粒子が示す炉内情報

*宇都宮 聡1 (1. 九大)

キーワード:

高濃度放射性セシウム含有微粒子、超高放射性粒子、福島第一原発、燃料デブリ

本発表ではこれまでのCsMP研究で確立してきたデブリに関する情報をまとめ、それに加えて福島で報告されてきた最も放射能の高い1号機由来粒子の解析結果を述べる。 “超”高放射性粒子の粒径は数mmで、134+137Csの放射能は2011年換算で2.5メガベクレルであった。内部が低密度かつ多数の空孔をもつ炭素のコア物質で構成され、表面には、アルミノケイ酸塩ガラス繊維、スズ―鉛合金、カルシウム炭酸塩、石英、等の様々な微粒子が埋め込まれた組織を示していた。これは水素爆発発生前に建屋内に充満していた浮遊微粒子の平均組成反映していると考えられる。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン