講演情報

[2K09]フェロシアン化合物の水蒸気共存下熱分析及び核種移行挙動の評価

*中原 滉基1、大岩 祐毅1、佐藤 勇1、田尻 康智2、鬼木 俊郎2、松浦 治明1 (1. 東京都市大学、2. 株式会社IHI)

キーワード:

中間処理技術、水蒸気共存、ガス分析、広域X線吸収微細構造、セシウム(Cs)

中間処理技術は保管時の潜在的リスクを低減するとともに、保管容量を低減することを目的としており、今後決定される処分方法に対して柔軟に対応することを可能にする技術である。東電福島第一原子力発電所より発生するフェロシアン化合物に対して、処理雰囲気(Ar、水蒸気)をパラメータとしたTG-DSC等の熱分析データを取得するとともに、加熱前後における局所構造を各元素のX線吸収端に着目することで評価した。水蒸気を多量に入れることで500℃程度では減重率は高くなることが確認できた。また、XAFSとXRFより水蒸気雰囲気下で加熱することでCsの揮発を抑制できる可能性が示唆された。

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