講演情報
[2M09]亀裂性岩盤を対象とした地下水流動・物質移行モデルの妥当性確認に係る検討(1) モデル化の不確実性が地下水の流動特性に及ぼす影響
*石橋 正祐紀1、尾上 博則2、江崎 太一1、田川 陽一1、並川 正1、羽根 幸司1、三枝 博光2、石田 圭輔2、澤田 淳3 (1. 鹿島建設、2. NUMO、3. JAEA)
キーワード:
亀裂性岩盤、不均質性、モデル化の不確実性、地下水の移行特性、粒子追跡線解析
原子力発電環境整備機構では,亀裂性岩盤中の割れ目の幾何形状や透水性の空間分布を,それらの不均質性とともに表現する水理地質構造モデルの構築と,水理地質構造モデルを用いた地下水流動・物質移行解析結果の妥当性確認の方法論の整備に向けた検討を進めている。構築したモデルの妥当性を確認する上では,そのモデルに内在する不確実性の評価が重要になる。そこで,検討事例として瑞浪超深地層研究所で取得された調査データを用いて,不確実性に起因して想定することが可能な水理地質構造モデルを複数構築し,地下水流動解析及び移流分散解析を実施した。具体的には,岩盤の透水性に寄与する割れ目の不均質な分布と坑道閉鎖後の地下水の移行特性との関係性を検討することを目的として,構築した複数の水理地質構造モデルで粒子追跡線解析を実施し,モデル化・解析の不確実性がそれらに及ぼす影響について考察した。
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