講演情報

[2N15]MOX酸素ポテンシャルのPu含有率依存性

*堀井 雄太1、廣岡 瞬1、Vauchy Romain1、砂押 剛雄2、齋藤 浩介1 (1. JAEA、2. 検査開発)

キーワード:

MOX、酸素ポテンシャル、O/M比、Pu含有率

酸素ポテンシャルは、MOXの物性値を決定するパラメータの一つである酸素-重金属原子数比(O/M比)の評価に用いられる重要な状態量である。これまでに高速炉燃料研究の一環として、UO2、PuO2、及びPuを12%~68%含有するMOXの酸素ポテンシャルのデータを取得してきた。しかし、UO2とMOXの間で酸素ポテンシャルのPu含有率依存性の解析精度を高めるためには、Pu含有率がさらに低い領域のデータが必要である。本研究では、Puを4%または8%含有するMOXペレットに対して、1673 K、1773 K及び1873 Kにおける酸素ポテンシャルを酸化還元重量法で測定した。得られた実験データを欠陥化学に基づき評価し、雰囲気中の酸素分圧に対するO/M比の関係式を導出した。また、得られた結果と文献値とを比較し、Pu含有率依存性を解析した。

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