講演情報

[2O01]JRR-3及びWASTEFを活用した原子炉構造材料の照射試験(1)原子炉圧力容器鋼の中性子照射試験の全体概要説明

*端 邦樹1、岡田 祐次1、河 侑成1、牛島 寛章1、光井 研人1、冬島 拓実1、石島 暖大1、仁尾 大資1、渡邊 勝哉1、勝山 仁哉1 (1. JAEA)

キーワード:

JRR-3、WASTEF、材料照射試験、原子炉圧力容器、中性子照射脆化

令和5年の法改正を受けて、発電用原子炉の60年超運転が可能となり、安全な長期間運転に資する技術開発の重要性が増している。日本原子力研究開発機構では、炉心からの中性子照射を長期間受ける構造材料の経年劣化事象を適切に評価するための知見の拡充や技術基盤の整備を目的として、これまでJMTRにて培った材料照射試験技術をJRR-3の垂直照射設備に移植し、JMTRの廃止措置以降途絶えていた照射試験技術の再興を進めてきた。その第一歩として、原子炉圧力容器鋼の中性子照射脆化に係る試験研究を行うための整備を進め、本年5月に第一回目の照射試験の遂行に至った。本シリーズ発表では、本試験研究における準備、照射試験、及び廃棄物安全試験施設(WASTEF)での照射後試験について報告する。

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