講演情報
[3B04]核融合中性子源Liターゲットの安定性に関する研究(1)流路形状と噴流厚さが内部流動構造に与える影響
*衣笠 美怜1、帆足 英二1、沖田 隆文1 (1. 阪大)
キーワード:
先進核融合中性子源、液体金属Li、数値流体解析、縦型湾曲流路
A-FNSやIFMIF-DONESといた核融合中性子源開発において液体Liターゲットの安定性の実証が必要不可欠である。しかしながら、現在世界を見渡しても実際にLiを流して実験できるのは阪大Liループしかないが、実機ターゲットは縦型湾曲流路であるのに対し、阪大Liループは水平直線流路である。また、実機は25mm厚、阪大Liループは10mm厚のLi噴流である。阪大Liループの実験結果を実機開発に活かすためには、流路形状や噴流厚さがLiターゲット流動に与える影響について評価しておくことが重要である。そこで本研究では実機と阪大Liループをつなぐモデルとして10mm厚の縦型湾曲Liターゲットモデルを構築、LESによる乱流シミュレーションを行った。阪大Liループモデルとの比較から流路形状の、実機モデルとの比較から噴流厚さの内部流動構造への影響を明らかにし、阪大Liループの実験データ活用の指針を得る。
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