講演情報

[3B05]核融合中性子源Liターゲットの安定性に関する研究(2) ビーム熱負荷除去における乱流構造の寄与

*福永 大輝1、帆足 英二1、沖田 隆文1 (1. 阪大)

キーワード:

核融合中性子源、液体Liターゲット、ゲルトラー渦、乱流熱輸送、ブジネスク方程式

A-FNSやIFMIF-DONESといった核融合中性子源開発において、液体Liターゲットの安定性の実証が必要不可欠である。これまで液体Liターゲットの流体力学的特性や安定性については阪大LiループおよびQSTのELTL(EVEDA Li Test Loop)での実験および数値計算で実証してきたが、実機におけるビームオンターゲット時の挙動については実験的な研究は極めて難しく、これまで実施できていない。一方で、数値計算による研究は進められてきたが、二次元計算や低次の乱流モデルと粗いメッシュでの評価など、詳細な流動構造と熱輸送の相互作用まで含めた評価には至っていない。そこで本研究では、単相流LESを用いて25mm厚Liターゲットのビームオンターゲットシミュレーションを行い、ビーム熱負荷時のLi噴流内部の温度分布を評価、流動構造と熱輸送の相関を明らかにする。

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