講演情報
[3D12]JRR-3冷中性子源装置における閉ループ水素サーモサイフォン流動の解明
*德永 翔1、中村 剛実1 (1. JAEA)
キーワード:
冷中性子源装置、CNS、液体水素、サーモサイフォン
日本原子力研究開発機構の研究用原子炉JRR-3では、冷中性子源装置(CNS)の一部である減速材容器の高度化のため材質及び構造の変更を予定しており、現在詳細設計を実施している。その設計にあたっては、新たな容器を適用したCNS系全体の水素の閉ループサーモサイフォンについて、流動安定性及び容器内のボイド率変動を評価する必要がある。前回の発表では、RELAP5/MOD3.2による一次元管路網解析を実施し、当該解析コードが評価に使用できることを確認した。今回は、より詳細なモデルで解析を実施し、既存CNS設備の流動状態について整理した。その妥当性については、過去の試験結果を基に評価した。その結果、閉ループサーモサイフォンのメカニズムについて定量的に評価することができた。
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