講演情報

[3H06]原子力分野のAI品質に係る基本的な考え方の開発(2)原子力分野特有の検討事項、ユースケースについて

*樫又 恒一1、河野 尚幸1、荒金 賢二3、小野寺 将規2、河合 理城2、出町 和之4 (1. 日立GE、2. 三菱総研、3. 原子力エンジ、4. 東大)

キーワード:

AI、機械学習、品質管理

革新炉開発や既存炉運営への機械学習技術の導入促進を目的に、 AI 技術のうち特に機械学習技術に着目した、原子力分野における信頼性評価の基本的な考え方(ガイドライン)を開発している。本シリーズ発表(2)では、機械学習技術を原子力分野で利用する際の原子力分野特有の検討事項とユースケースを紹介する。原子力分野特有の検討事項では、先行する国内石油化学分野の「プラント保安分野AI信頼性評価ガイドライン」の記載内容を参照し、石油化学分野と原子力分野の求められる品質(リスク回避性、パフォーマンス)の違いに着目した。ユースケースは、原子力発電所の設計・運営・廃炉に対して機械学習を適用した実績または研究開発中の公開事例から抽出した。今後、抽出したユースケースに対して原子力分野における基本的な考え方を適用し、考え方の妥当性を確認するとともに、現場導入へのプロセスや説明性確保の具体化を進めていく。

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