講演情報

[3J12]日本国内における原子力エネルギーに関する報道のトピックと感情分析

*孫 一帆1、鶴田 博文2、熊谷 将也1,2、黒崎 健1 (1. 京大、2. さくらインターネット)

キーワード:

原子力、オンラインメディア、トピックモデリング、感情分析、言語モデル

福島第一原子力発電所事故後、日本における原子力エネルギーの将来的な発展のためには、公共の感情を理解し、効果的なコミュニケーションを図ることが重要である。本研究では、従来の固定的な回答形式のアンケート調査とは異なり、より率直で表現豊かな反応が得られるYouTube動画のコメントを利用して、公共の感情を深く洞察することを目的としている。2024年4月1日までに公式の日本のニュースチャンネルが投稿した3,000本以上のYouTube動画からデータを抽出し、単語の出現頻度(Bag-of-Words)と潜在ディリクレ配分(LDA)を組み合わせて、これらの動画における11個の主要トピックを特定した。その後、各トピックに関連するコメントに対して、語彙と大規模言語モデルを用いた感情分析を実施し、視聴者の反応を評価した。この結果は、日本における原子力エネルギーに関する公共の意見を包括的に理解する上で有用であり、YouTube動画のデータの活用の一例を示している。

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