[3K08-11] 低レベル廃棄物処理

11:35 〜 11:50

[3K09] イオン交換樹脂分解残渣の凍結再融解法によるろ過乾燥処理(3)パイロット試験

*佐々木 忠志¹、小林 航¹、永井 勇次¹、椋木 敦¹ (1. 日揮株式会社)

キーワード：

イオン交換樹脂、湿式分解、凍結再融解法、ろ過乾燥処理、鉄共沈、水素ガス発生、高線量樹脂

当社では、原子力発電所に貯蔵されている高線量樹脂の処理法として、H₂O₂を酸化剤とした湿式分解法の開発を進めている。分解後は高線量の固形分（中深度処分（L1）対象）と、線量が低い液相（ピット処分（L2）対象）からなるスラリー状になる。これらをろ過により分離し、乾燥により固形分から水分を除去して処分あるいは中間貯蔵することを提案している。ろ過・乾燥処理を容易にするため、鉄沈殿物共存下で凍結再融解することにより改質し、固液分離の実証試験をパイロット装置で実施した。また、回収された乾燥固形物のG値を測定した。